From Garbage.com: Shirley Manson's Tour Diary シャーリー・マンソンの「本日の日記」 http://www.garbage.com/journal/index.asp?newsID=4376 12月2日、日曜日 今夜はU2の前座をやるためにMiamiにいるんだけど、まさにU2のワールドツアーの 最終日だったの。夕方からずっと感情が昂ぶりまくっていたけど、幸いものすごく いいショウになったの。観衆は完全にショーを楽しむ準備ができていたから、始める 時にすでに雰囲気はもう今にも弾けそうだったし、ラリーが最後の曲「Only Happy When it Rains」の演奏を手伝いに来てくれたときには(註:ドラムのButch Vigが 腱鞘炎で離脱中と聞いています)観衆は一気に爆発して会場の天井を突き破るほど だったわ。その時にどんなにぞくぞくしたか、言葉に言い表せないわ。私たちはもう お馬鹿さんみたいにニヤニヤするしかなかったの。まったく妙な体験だったわ…。 以前にDukeと私でこのことについて話をしたことがあったの。私たちのやってるような 仕事に就くと、それは「本日のスター」全員に会えるという特権を持っていることを 意味することが分かると思うんだけど、それで時々、いえ、ほとんどの場合と言う方が いいかもしれないけど、そういった人たちががっかりするくらいひどく意地悪なことが 分かったりするの。  でも、U2についてはその正反対でびっくりしたわ。彼らはまったく意地悪な ところがないのよ。  彼らは優しく、知的で、可笑しくて地に足のついた人間たちであるのに加えて、 私たちがロックスターに望むようなオーラを持っているの。少し私たちとは離れた 存在でありながら近い距離にいるような。しかも魔法、ここにいる私にもほかの 世界にいるような感覚を作り出すことができる。  ステージが終わってから、私はハートの中に紛れ込んで、U2のショウを開演から 終わりまで見たんだけど、ボノが3、4曲で私の目の前で立ち止まったり横になったり 私の目の前で「The End of the World」の真ん中辺を歌ったりしたので、私は嬉しいやら 恥ずかしいやらで死にそうだったの。その時その場所で、もう幸せで気絶しそうだったわ。