From The Telegraph:
Doing the blarney with Bono
ボノにお世辞
http://www.youtwo.net/news_archives.adp?newsid=13532

　ポップシンガーのSamantha Mumbaはまだ18歳であるが、ロックスターの庇護を受け、
５枚のアルバム契約を持ち、Spielbergの最新作に出演する。Cassandra Jardineが
撮影中の彼女を直撃した。

　１週間前、Samantha MumbaはNew Yorkに滞在し、Steven SpielbergによるThe Time
Machineのリメイク作の再撮影を行っていた。「たいていは編集でカットしちゃうん
でしょうけど、わざわざ私を呼び戻したんだから映画の初めの部分や、予告編なんか
にも私が出てくるかもしれないわね」と、大きな目を、カールしたまつげが眉について
しまうくらいさらに大きく見開きながら語ってくれた。「なんか変な感じだわ」

　いや、彼女を見ればそんなに変な話ではないと思う。彼女の容貌はこの世のもの
とは思えないほど美しいので、H. G. Wellsの名作に出てくる80万年後の世界から
やって来る生物「Eloi」役は、はまり役である。

　この独力で成功を収めつつあるハスキーボイスの18歳のシンガーは、従来の少女の
イメージを一新した。ザンビア人の航空技師である父とアイルランド人の母はAer
Lingusで共に働いているときに出会い、彼らの遺伝子の幸福な組み合わせとなり、
Samanthaにシルキーな髪、高い位置にある頬骨、そしてJulia Roberts以上の微笑みを
与えた。

　「今はセカンドアルバムの曲を書いているけど、あまりディープで意味ありげな
ものにはしたくないの。というのも、ファーストアルバムを買ってくれたファンを
動揺させたくないもの。でも、５枚目のアルバムを出すときには自分独自の新しい
スタイルを持っていたいわ」

　このいくらか保守的な考え方は、彼女の庇護者であるボノの口から出てきたものかも
しれない。昨年の初め、ボノは唐突に彼女に電話をしてきた。「その後で彼はメモを
送ってきたの。今はいつでもメールを送り合ってるの。彼は詩人よ。彼の言葉は
全てに意味があるように思えるの。それに私が彼を必要だと思うとき、例えばレコード
会社とのやりとりの中でアドバイスを欲しいときには、いつでも助けてくれるの」。

　ボノは最近離婚した彼女の母や疎遠になった父よりも、彼女のキャリアマネージ
メントの面で重要な役割を果たしている。彼女の母親は離婚について公言したが、
Samanthaは彼女の人生の悲惨な面に関してはあまりコメントしたくないようだ。
「だって、父は自分の言い分を言えないじゃないの」

　ボノはおそらくおもしろ半分に口説いているのでは？　「ええ？そんなことないわ
よ！」と、彼女は叫び気味に答えた。「彼は４人の子供をもうけて幸せな結婚生活を
送っているのよ」　加えて彼女は数ヶ月前までの、EminemやCraig Davidとの関係を
ゴシップ誌に揶揄されるような孤独な存在ではない。「ダブリンに住んでいる特別な
人がいるの」彼女はそれ以上は明かさないだろうが、レコード契約を結んだ16歳の
時以前からの知り合いであること、そしてもし彼がLos Angelesの彼女の家で同棲する
なら、自分の仕事を始める予定であることは教えてくれた。