From Reuters: Bono Flies Back to Dying Father After Each U2 Gig ボノ、U2のコンサート後は必ず危篤の父親の元に向かう http://dailynews.yahoo.com/h/nm/20010820/re/people_u2_dc_1.html By Stuart Harris LONDON (Reuters) - アイルランドのスーパーグループU2のリードシンガーである ボノは、コンサートが終了後に毎晩、ガンで危篤状態にある彼の父親のいるダブリン に戻っているという。  先週末のロンドン公演でボノは、最新アルバムからの曲Kiteを彼の父親Bob Hewson に捧げていた。  この曲は元々彼の子供のために書かれたものだが、ボノによると現在は「俺の親父が 俺について書いた曲」のように感じるという。「そんな気分になるなんて、可笑しい よね」  彼はその後、バンドの所有するプライベートジェットを飛ばし、父親の枕元に 向かった。  もう1つの新曲「In a Little While」は、New York出身のパンクグループ The Ramonesのメンバーで、この曲を聴きながらこの世を去ったJoey Ramoneを追悼 して演奏された。ボノはU2がThe Ramonesに大きな影響を受けたことを認めた。  「彼らがいなければ、今の俺達は存在しないだろうね」と彼は言った。「この曲は もともといい曲だったけど、彼のおかげで素晴らしい曲になったんだ」  LondonはElevationツアーの現在の公演地だが、このツアーでのバンドの基本に戻った アプローチは、これまでも彼らのファンを感動させてきた。  土曜日のショウでは、1998年の爆破事件で29名が亡くなったことで知られる北アイル ランドのOmaghの人々に「Sunday Bloody Sunday」が捧げられた。  2月に行われたLondonのAstoria Theaterで行われたツアー前のウォームアップギグで 、 ボノは彼らが「再就職の途中」であると宣言した。「どんな仕事かって? 世界一の バンドさ」 このコメントは、巨大なスタジアムで、巨大なレモンや100フィートの 楊枝で刺したオリーブといった常軌を逸する小道具で飾られた1997年のPopMartツアーを 受けてのコメントである。  このスタジアムツアーは多くのファンを当惑させ、売り上げが落ち込んで空席が 生じていた。前回よりは小さめの会場を回る今回のツアーは再び焦点を音楽自体に 合わせ、観衆の中に突き出したハート形のキャットウォークを配しただけのシンプルな ステージ構成にしている。  この後Londonで2公演を実施した後、アイルランドのSlane Castleでの2公演を 以て、ヨーロッパレグを終了することになっている。