From the Wellington Dominion: Mum's 'little cry' over special place 特別な場所に響く母の悲痛な声  U2のOne Tree Hill作曲の動機となったGreg Carrolを息子に持つTiria Asherさんは、 1本だけ生えている松の木が伐採されると昨晩聞き、小さな叫び声をあげた。  シドニー在住のArcherさんは、木の伐採は残念であるとしながらも、彼の息子と 同じように「すべての生けるものは寿命がある」と語った。  Carrol氏は1984年からダブリンで交通事故で亡くなる1986年まで、U2のツアーに 同行し、ローディーやツアーの手配を務めていた。彼の思い出をOne Tree Hillという 曲に込めて永遠のものとし、アルバムThe Joshua Treeに収録した。  Archerさんは、このオークランドのシンボルとなっている木はCarrol氏にとっては 故郷を思い起こさせる特別な場所であると語った。  「彼がオークランドに行った時、すべての窓からOne Tree Hillが正面に見えたと 言っていました。彼はこのOne Tree Hillの話をうれしそうにU2のメンバーにし、 ニュージーランドに来たら是非行くようにと言っていました」  Archerさんは、木が伐採されるのは悲しいが、その同じ場所に代わりに何かを植えて 欲しいと語った。