From YouTwo.net: 「イーノとチャット」ログ(抜粋) 全文は http://www.youtwo.net/enochat.html へ。 【Q】Avatarのゲストの質問です。「2つあります。あなたは『焔』のような傑作を 作ってU2を第一線に送り込みましたが、同じようなことをまたしてみたいと思って いますか? それから、ボノの声に対しては通常どのようなエフェクトがマッチする と思いますか、それともそれは企業秘密ですか?」 【A】最初の質問への答だが、U2のニューアルバムが発売を控えているのだが、 彼らが『焔』とは違った方向に向かっているということがあなたにも分かって もらえると思う。  ボノの声質については、そうだな、ボノはかろうじて我慢できるくらい大きな 音を出すスピーカーがあるというのにコントロールルームで歌うのを好む。 それで、我々はその辺で手に入るような非常に安いマイクを使用している。 Shure 58というものだ。従って、我々は部屋の他のノイズが混入しないように マイクに工夫を加えるのにかなりの時間を割いた。  ボノのようなシンガーの声は、あまり処理はしないものだ。少しばかり圧縮する だけだ。 【Q】plan9のゲストの質問です。「今回のU2のプロジェクトは非常に大掛かりな ように感じます。このようなものは音楽を作るというクリエイティヴな作業に とって障害にならないのでしょうか? U2は内からも外からもプレッシャーを 受ける立場にいますが、あなたはそれに対してどのように対処していますか?」 【A】作業上もっとも興味深いと感じるのは、想像し得る最上の音楽を作るために 努力するという点だ。それはいつも私が自分に課している唯一の事柄でもある。 他の考えがそれを阻害するのであれば、私はいつでも戦う用意がある。  そのようなプロジェクトにおける私の立場は、クオリティについてあれこれ 言うというものだと思う。それが、結果を得られないで焦っているような人に 必要な仕事だと思う。