From: 朝日新聞 週間報告 2000年4月1日〜4月7日 2000.04.09 14面 ●欧州連合(EU)・アフリカ首脳会議初開催 (略)  重債務貧困国に対する債務軽減策の早期実施を債権国に要請する、などとした 宣言を採択   ----- 世界の論調 2000.04.09 15面 ●EU・アフリカ より協力的に(ナイジェリア、ザ・ガーディアン誌4日付社説) (略)  第1の課題が債務問題だった。アフリカは西欧諸国などに約3000億ドルの債務が ある。世界で最も裕福な経済ブロック、EUとの貿易は相手ばかりに利益を与えて いる。こちらは農産物や鉱物資源を輸出し、原料を加工してできた製品をEUから 買う。アフリカ諸国は債務減免を期待していたが、欧州は「借金の棒引きは続け られない」と冷たい。  エイズ対策では、チェック態勢などについて、活発な議論が期待されていた。 アフリカの指導者たちはエイズまん延との闘いには真剣だ。しかし天然資源を 対外債務返済にあてる限り、対策の効果も制約される。各国の貧しい予算の中で、 エイズ対策は金のかかる事業だ。債権国は包括的な債務軽減を含む革新的なエイズ 戦略を見出すべきだ。 (略)   ----- コメント ・債務軽減であって、放棄ではないところが気になる。 ・重債務の影響は、健康問題以外に教育、インフラ整備などにも及んでいます。