WITH OR WITHOUT YOU 1年前にPrecinct 13で初めて報道されて以来長らく噂の域を出なかった、 小説家Salman Rushdie作詞のU2の新曲は、意外にもMDHのサウンド トラックに収録された。MDHはWim Wendersの新作映画で、ボノが脚本を 共作したものだ。Rushdie氏の最近出版した小説と同名のタイトルを持つ その新曲「The Ground Beneath Her Feet」は今年中にリリースされるU2の 新作に収録されると予想される。  サウンドトラックの方は3月にリリースされるが、U2の新曲3曲 「Stateless」「he First Time」「The Ground Beneath Her Feet」が フィーチャーされている。その他にボノが関わった2曲「Never Let Me Go」 「Dancin' Shoes」がある。これらの演奏はThe Million Dollar Band (Daniel Lanois、Bill Frissell、Jon Hassell、Greg Cohen、Brian Blade、 Adam Dom)が行っている。もう一つのボノの作品「Falling At Your Feet」は、 ボノとLanoisのデュエットで、ピストルズの「Anarchy In The UK」のカバー にはアダム、ラリーとギタリストとしてChris Speddingもクレジットされて いる。映画の方にはMel GibsonやMilla Jojovichが出演しており、2月9日に ベルリン映画祭にてプレミア上映される。  U2は未だに夏にリリース予定の10作目(タイトル未定)を制作中だが、 その作品をボノは「titanium soul」「wide open emotionally」と形容して いる。プロデューサーはLanoisとBrian Enoで「The Sun, The Moon And Stars」 「Bulldozer」「In A Little While」(ゴスペル風)「Kite」(おそらくボノが 子供にインスパイアされてできたと思われる)「Stuck In A Moment You Can't Get Out Of」(この曲についてボノは、亡くなった友人に関する最も普通でない ことがらを歌ったものだと語った)などがある。  ボノは最近、これが「最後の作品」という表現をした。「これが最後の作品だ なんて考えたくないけど、もしこれが最後だとしても、それに恥じない作品、 そんな感じなんだ。」