From il Messaggero (Italia) Translation from Italian (into English) courtesy of Germana Corrado/U2 Star ボノのインタビュー(ソース元未確認) 「フェスティバルのゲストだって? D'Alemaの都合次第さ!」−U2のリード シンガーへの独占インタビュー−「イタリア政府がJubilee2000を援助してくれ さえすれば、サンレモに行くよ。」 By Paolo Zaccagnini http://www.u2star.com/newsa.html パオロ・ザッカニーニ(以下Z):ではボノさん、土曜日のサンレモ音楽祭には  参加されるんですね? ボノ(以下B):もしイタリア政府がJubilee2000に何らかの援助をするという  なら、俺が会いたいと思っていたD'Alema(註:イタリア首相)からいい話を  持っていけるなら、俺は行くよ。 (ボノはダブリンの自宅から電話で、いつものように気さくな様子で話していた) Z:土曜日の夜にパヴァロッティと「O Sole Mio」を歌うというのは本当ですか? B:パヴァロッティと? いやいや、それは違うよ。最近声の調子がちょっと悪く  てね、あ、今はいいんだけど、もし行くんだったら、ギター1本で何かやるよ。 Z:え? B:何をやろるかは考えていて、もちろんU2の曲からか、ジョン・レノンのやつ  をね。U2としては行かないよ。ニューアルバムに掛かりっきりだし、何かを  演奏する準備なんてしてないのさ。 Z:アルバムについて、何か教えて下さい。 B:ちょっと遅れているんだ。旅はいいけど出過ぎちゃったから。ニューアルバムを  仕上げなきゃならないから、来月の無料コンサート(註:Freedom of Dublinの  受賞式典の中で行うという噂があった)をキャンセルしなきゃならなかったんだ。  世界を回る癖もなんとかしないと。他のメンバーに捜索願いを出されちゃうよ(^^; Z:Jubilee2000についての仕事は? B:どうなるかは分からないけど、でも世界の主要国が貧しい国々の負債を帳消しに  してくれたら素晴らしいと思うよ。あなたの国の大統領(註:イタリアの前大統領  Carlo Azeglio Ciampi氏を指す)はとても素晴らしい仕事をしてくれているよ。  今度はD'Alemaの番だ。貧しい人々を支援するための戦いは誰かが率いてくれると  思けど、おそらくD'Alemaになると思うよ。 Z:ニューアルバムの話に戻しましょう。 B:名前はまだつけてないけど、できているんだ。ちょっと直すところはあるけど、  大体は完成している。25曲書いて、話し合って12に絞ったんだ。 Z:どんなスタイルなんでしょう? 最近の3作品のような雰囲気ですか? B:全く違ったものだけど、U2のサウンドに仕上がっているよ。エネルギー、  熱気に溢れているんだ。スタジオに行くと、友人(註:他のメンバー)が  笑いながら言うんだ、出てけって。自分が海深くまで素潜りして、戻ってきて  新鮮な空気を吸うように美しい感情を分けてくれる、そんな感じがするんだよ。   今日は怒りの曲の最初を録音したよ。美しい曲を持つことと良いレコードを  作ることは同じではないんだ。魔法が生まれるようなスタジオが欲しいね。 Z:最近ベルリン映画祭で公開された、Wim WendersによるThe Million Dollar  Hotelについてはどうお考えですか? B:映画そのものについても、銀の熊賞を獲ったことについても誇りに思うよ。  これは不思議で、可笑しくて、漫画っぽいけど、同時に悲劇の話なんだ。他の  映画と違って、観た後も映像やエモーションが残る映画なんだ。 Z:Wenders監督はキューバについての映画Buena Vista Social Clubを撮影しまし  た。アイルランドとU2の映画を撮ると言うことはあるとお考えですか? B:いや、それは絶対無いよ。Buena Vistaに出ている偉大なミュージシャンは、  カメラのことなんて意識してないだろ。俺達にそんなこと、できっこないさ。 Z:ニューアルバムに話を戻しましょう。 B:典型的なU2のアルバムになるよ。ソウル、ゴスペル、ハードコア、ヒップ  ホップ。曲名は聞いたかい?「Elevation」はラリーの凄いベースが聴けて、  あと「Origin of the species」と「Stuck in a moment you can't get out」  というのがあるんだ(と言って、電話でちょっと歌う)。血が騒ぐような  曲だろ? Z:タイトルは?それから発売日はいつになるのでしょう? B:名前は付いてないんだってば。ファーストシングルは夏に出るように進めて  いるよ。アルバムは、俺がJubilee2000のサポートに出るから9月だよ。 Z:サンレモに行くための現実的な動機づけは・・・ B:そうだね、サンレモでイタリアの人々に貧しい人々のためにピザを1枚我慢  してくれと言いたいね。これは全員の問題だ。この負債の物語は恥なんだ。  アパルトヘイトと同じくらいね!