On The Edge of breakthrough; U2 guitarist's St. Patrick's Day Peace Plan for Derry from the Sunday Mirror, February 13, 2000 http://www.atu2.com/news/archives/00/edgeinderry2.html (Sunday Timesのサイト内ではこの記事は見つかっていません) 突破口の最先端で:U2のギタリストの聖パトリックの日の平和 by John Cassidy  アイルランドのロックグループのU2は、Apprentice Boys of Derry(デリーの 見習い少年達?)とBogside Residents Group(湿地脇の住民のグループ?)の 仲介をした。世界的に有名なこのバンドはこの両者に、和解の意思表示として 聖パトリックの日(3/17)に街の歴史的に重要な壁を共に歩くことを提案した のだ。  Sunday Mirror紙は、その提案が昨週にベースギタリスト(?)のエッジ氏が デリーを訪れた際に進められたことをつきとめた。  エッジ(本名:デイヴ・エヴァンス)氏は、SDLP(Social Democratic and Labour Party : http://www.sdlp.ie/)のPat Ramsey氏からデリーのNerve Center (Magazine Streetにあるマルチメディア組織)訪問の招待の機を利用し、街の 架け橋になるという、グループの姿勢を説明した。  また、SDLPの代表とノーベル平和賞受賞者のJohn Hume氏(1998年5月にDavid Trimble氏とボノ氏と共に平和コンサートに出演して以来、U2と強い友情でつな がれている)も出席していたという。なお、Nerve CenterはHume氏とボノ氏に よって、昨秋に開所した。  この面談について消息筋は、この両者が提案を飲んでくれるのならば、U2は 街の歴史ある壁に沿って行われるパレードの先頭に立つ考えがあることを明らかに したという。  和解提案がこの両者に喜んで受け入れられるという可能性はある。  「両者ともに、この提案を熱心に検討している。というのも街の聖パトリックの 日の祭りのハイライトになりうると関心を寄せているからだ」と、その消息筋は 語った。「まだ最終決定はされていないが、そうなることを祈るよ。もし決定した ら、我々が分割時代を乗り越え、街のために共に調和を取っていくことができる という、世界に向けてとてもポジティブなメッセージを送ることになる。」  エッジ氏の来訪中に、Apprentice Boysは今年の聖パトリックの日の祭の参加 表明を検討中であることが明らかになっていた。Alistair Simpson代表は、彼らが 国家主義者を招待し、祭りに参加するように依頼しているという声明を出した。  彼は言う:「Apprentice Boys of Derryは、お互いに交流することは地域社会の 利益になることだ、ということを前向きに考えている」  「我々は、街に来たことのない招待者は、祭の行われる2日間にMemorial Hallを 訪れる機会にして欲しいと思う」  この祭はプロテスタントとカトリックを引き合わせる目的で3/17-18に行われ、 デリー市の貧困地域の統一党員と、非営利団体のCountry Markets Ltdによって 組織されるShared City Projectが主催する。